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少年は耳を塞いだ。

周りの音も、声も聞こえない。 好きな音楽で耳を塞いだ。 ヘッドフォンで耳を塞いで、好きな音楽に埋もれた。

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◆椎名もたさん完成おめでとう◆

またひとり居なくなった。

寂しいもんだ。

椎名もたさんが亡くなったそうだ。
記事の文面からすると自殺だろうな。。

古河のろの時を知っているけど、
楽曲はとても若い感性で、技術はまだそれなりで…という印象だった。
立ち振る舞いもまだ稚拙で、古河のろ名義の時はいろいろとゴタゴタしてた印象だ。

イメージが一変したのは、椎名もた名義で発表した『ササメク』。
もっと聞きたい。というのが正直な感想だった。

その後『パレットには君がいっぱい』の、
揶揄表現は的を得ていて、心を動かされるものがあった。

子供のような純粋な感性で、楽曲を作る方だな。
という印象だった。いい意味で。

『あなたのようになりたかった。』
この世界でうまく生きる人は、それはそれで羨ましくて。
でもそれを、感情が邪魔をする。

『大人になったから魅力がなくなった』
大人になるってどういうこと?
迎合。黙殺。不干渉。
大人になるってそういうことなの?

きっと彼には、世界は汚すぎたのだと思う。

ならば作品を完成させて終ろう。
それが彼にとって、死だったのだろう。

完成おめでとう。おつかれさま。


あなたがさよならをした、汚いこの世界で私はまだ生きています。


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◆米津玄師のアルバムを聴いた◆

米津玄師。ハチさんだ。

初めては『vivi』を聴いた。
印象は「インディーズぽくない。」だった。

「疾走感」、「本人たちは楽しんでいるという演奏風景」、「これでもかという感動的な詞(物語)」。
インディーズにありがちなそれらをまったく感じなかった。

特融のクセ、曲調、詞ではなく、どこか評価され慣れてる感があった。
それがとても印象に残って覚えていた。


曲の中に使われるアンティークな音。
金管楽器のような音がとても印象的で、その時、ある曲を思い出した。

ハチさんの『clock lock works』だ。
とてもきれいな曲で、しいて言うなら「考えることを邪魔しない、考えさせてくれる曲」だ。
曲の感性は10代なのに、曲調はそう思えないほど綺麗で無駄がない。
神童。これは化けるな。こういう人がいるからボカロは面白い。

そう思ったのを覚えている。

それから数年後、このような形で再会できたことはとても幸せだ。
(「パンダヒーロー」の時は少し心配になったが。)

『diorama』を借りて、すぐに『YANKEE』を探して聴いた。
 

「化けたな。いや、まだこれからも化けるな。」
が印象だった。

きれいにまとまっている印象を受けた。

特に、
『眼福』、『海と山椒魚』は今までなかった感性だと思った。
これからが楽しみだ。

音楽型自己陶酔中二病主の自己紹介。

小学生;無邪気にドッヂボールを楽しむ。
    昼休みはコートを確保するために、チャイムと同時に必死に走る。そんな少年A。

中学生;周囲が急に色気づきだし焦る。
   
    洋楽聴いてる俺カッコイイ的なリア充を目の当たりにして現実を知る。
    中学生俺「ドッヂボールしてる場合じゃねぇ!」

中一;初めてCDをレンタル、流行もわからずとりあえずデジモンの「butterfly」をレンタル。
   なぜか同時に布袋の「ロシアンルーレット」もレンタル。

           姉の持っていたバンプのcdを勝手に借りる。
   「なんだ、これは!?」
   あまりの衝撃に我を忘れる。

   少年は『大人になった。』と思っていた。

中二;すっかり音楽にはまり、むさぼるように音楽を聴く。
   夜更かしをして、ロッキンやcdtvを見る。

中三;インディーズバンドをむさぼる日々。
   視聴でエルレを聴く。
   人生2度目の衝撃。
   「これがセカンドインパクトか。」

高一

高三;「no music,no life」のシャツとか着ちゃう奴よりは、音楽に貪欲だった気がする。
   ただ演奏するっていう気持ちはそこまででもなかった。
   「レミオロメンも、アジカンも無名のころから知ってんだよ。」
   と周囲に対して、勝手に優越感に浸っていた。

大一;忙しさか、ほかに夢中になるものがあったのか、単に飽きたのか。
   昔ほどの貪欲さはなくなっていた。

大三;なんとなくくすぶっていた音楽魂を思い出し、音楽系のゼミに入る。
   作曲する側になる。
   ろくに演奏もできないことを思い出すorz

   作曲課題の参考にボカロを聴くようになる。

大四;打ち込みで曲をつくる。音楽が好きだと思う。

社会人;製造業という音楽とは無縁の生活を送る。
    けれどなぜか、ボカランは毎週見る。

現在に至る。

ヘッドフォンチルドレン。

好きな音楽を聴いて、そのまま埋もれたいって思う。
他の何も聞こえないぐらいに。
 
昔、「ヘッドフォンチルドレン」ってタイトルのアルバムがあった気がする。
バックホーンのアムバム?全然覚えてないけど。
 
そのタイトルを聞いたときにそう思った。
周りの音も、声も聞こえない。
好きな音楽で耳を塞いだ。
 
きっと本当の意味は全然違うのだろうけど…。
 
誰かの悪口も、標的を作るだけの人間関係も、うんざりする。
ヘッドフォンで耳を塞いで、好きな音楽に埋もれた。
 
「あぁ、俺はヘッドフォンチルドレンなんだな」
って、その時思った。
 
 
今も。あの頃と同じような気持ちなんやろうか。

少年は耳を塞いだ。

周りの音も、声も聞こえない。 好きな音楽で耳を塞いだ。 ヘッドフォンで耳を塞いで、好きな音楽に埋もれた。

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